「認知症診療連携セミナー」登壇

先日、東京大学老年病科が主催する「認知症診療連携セミナー」に演者として登壇し、「認知症診療における医療連携とICT活用の実際」と題してお話しさせていただきました。

お話しした内容は大きく二つです。一つは、抗体医薬治療における「拠点病院と地域のかかりつけ医」の連携モデルについてです。専門医療機関が診断・導入を担い、維持投与や日常の全身管理は地域のかかりつけ医が支えるという役割分担が、今後の認知症診療連携の一つの形になっていくと感じています。

もう一つは、医療介護専用SNSや在宅モニタリング機器を活用した、在宅療養における多職種連携についてです。当院では2018年からこうしたICTツールを導入し、現在はすべての在宅患者さんの情報共有に活用しています。医師・訪問看護師・薬剤師・ケアマネジャー・ご家族が日々の小さな変化を同じ画面で共有できることは、特に認知症の在宅ケアにおいて大きな意義があると実感しています。

専門医療機関だけで完結する認知症診療から、地域全体で支える認知症診療へ。その転換を後押しするICTのあり方について、あらためて考える機会となりました。