院長コラム「熱中症のお話」

みなさんこんにちは。毎日暑い日が続いておりますね。

楽しみにしていたお盆でしたが台風による豪雨被害が各地で起こり、悲惨な状況に胸が痛みました。
東京は幸い大きな災害は無かったものの、知人など影響を受けている方もおり、1日も早い復興を願うばかりです。

今回はまだまだ油断できない熱中症のお話を少しだけさせていただきます。
熱中症による救急搬送は総務省からの報告では7-8月が多く、亡くなられる方もおります。今年も同様の経過となっておりますが実は9月になっても熱中症で搬送される事例は見られます。今後少し涼しくなってきてもまだ気が抜けない状況なのです。

熱中症の知識はみなさんも既にあると思いますが、意外な盲点なのが、気温が下がってきても湿度が高いことが熱中症のリスクになることです。
湿度までは気にしていなかったという方も多いのではないでしょうか。室内ではエアコンのドライを使用するなど湿度管理にも是非注目してみてください。

ただ対策してたのに軽い熱中症、夏バテしてしまった、、、という事もあるかと思います。
(私も人のことは言えず、子供達と長時間外にいたらクラッと来ました)
そんな時はビタミンB1やクエン酸を多めに取ることを意識し、タンパク質やミネラル・ビタミン、炭水化物などをバランス良く取る食事を心がけてみてください。

暑いと食欲も下がり喉越しが良い麺類に偏りがちになってませんか?そういう時も少しだけ旬の野菜や大豆、豚肉など上手に取り入れ、麺類だけにならない事を意識してみると良いかと思います。
また疲労感や食欲低下に効く漢方薬など、病院でできることもございますので是非ご相談ください。